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力まない稽古

masadonhozakanov

一般的に力を抜いてとか表現しますが、どうやったら抜けるんだと思いませんか。

私は、稽古のたびに試行錯誤します。

最初から、力まないことはどうでしょうか。

片手どりで、腕を掴まれた瞬間に反応して力が入り受けにその情報が伝わってしまい

合わせられてしまう。

腕を掴まれる前から、力んでいる人はいないでしょう。ですから、腕を掴まれる前の

状態をずっと継続することです。

稽古では、ことあるごとにその鍛錬方法を皆さんにお伝えしてるつもりですが難しいようです。

正直、私自身も昔教わった時、まるで理解できませんでした。一回や二回の稽古で

実践できるものではなく、何百回もかかるかと思います。

思うに、腕を掴まれのは自分の体にとっては異変で、脳はそれに反応するよう腕に命令を

出すわけです。普通に生きていればそれが自然です。

ですから、腕なんか掴まれてないのだと、反応しないように脳を騙すわけです。

自分の脳を騙すには大変です。時間がかかります。

なんだ、面倒くさいな、大変だな、と思う方がほとんどで、中には拒絶する人もいます。


例えば、ボウルを遠くに投げる場合です。

ボウルは落とさない程度に掴みますが、肩、ひじ、手首が柔らく連動して投げられます。

しかし、子供など投げたことがない人は、肩も、肘も、手首も一体となって力が入って、

うまく投げられません。でも、何度も何度も投げてると余計な力が入らなくなり上手になります。


頭を、いや脳を柔らかく稽古しましょう。

みな、初心者から始まり指導を受けますが、このころの指導者の影響は結構大きいです。

指導者は、自分のやり方を当然、稽古するものに実践させます。一人だけの指導者に指導を受けると、他の道場の人と稽古すると違和感を覚え、私はそうは習わなかった、私のとは違うというのはよくあることです。


出稽古などで違う指導をうけて、良いところは採用し、納得できないところはこっそり捨てればいいのです。


このところ、意識している方法があります。

今更ですが、丹田です。

よく、丹田(へそ下指3本分)に力を入れてと言いませんか。

しかし、これが誤解を招いているのかなと思います。腹筋を使えということではないのです。

私のやり方は、下腹部、丹田を大きくへこます方法です。普通大きく息を吸うときは

丹田は膨らみますが、吸う時もへこまし、はくときもへこまします。


技の間、これを繰り返すと意識が丹田に集中し、上半身から意識が抜けます。

まあ、私の経験ですので皆さんに当てはまるかはわかりませんが。


なんでもやってみることです。即実践



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