今日は主に横面打ちからの技を中心に稽古しました。その中でも小手返しは非常にダイナミックな技です。しかしとても危険な技でもあります。手首は橈骨手根関節で楕円関節であり(ちょっと専門的ですいません)前後左右方向への運動は可能ですが、回転運動はできません(専門書より)。それをその方向に返すわけですから痛いのは当たり前で下手したら折れます。稽古では事故を防ぐためゆっくりな動作から始め早めていきます。
さて、受けはどうしたらいいでしょうか。技をかけた時、この受けの人は危ないなと思う時があります。危ないなというのは手首、肘、肩が力んでいて柔軟性、遊びがない人です。小手返しは最終的には瞬時に決めたいところですが、受けが硬くては難しいと思います(けがされては困るので)。技は取りと受けが練り上げて質のいいものにしていくものだと思います。だからといって、小手返しされそうだから自ら受けを取りに行くのも違います。予想と違う技が来たらけがをします。
具体的には、手首は回転しないので肘、肩、肩甲骨を順々に緩めさらに背骨、腰を緩めるように取りの力の方向を長く感じるように、私はしています。このことは他の技の受けにも言えるかなと考えます。
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