今回は、肩どりを中心に稽古しました。普段意外とあまり稽古しない部類だと思います。肩どりの技は意外と護身に役立つ技だと思います。例えば何かの状況で好まざる相手から肩や胸倉をつかまれることは考えられますよね。逆に、普段の生活で正面打ちや、横面打ちなどはそもそもが、してくることはないと思います。
肩どりされたときに注意というか大切なのは、取りがそれに反応せず脱力していることです。強くつかまれても、その場所はほおっておくことです。でもそれが一番難しい。じゃあ、つかまれで引っ張られたらどうすんだ、押されたらどうすんだとなりますが、その対処法は稽古の最後のほうでやりましたね。
では、技の復習です。
1.肩どり正面打ち呼吸投げ
誤解しないでほしいのは肩どり正面打ちというのは、受けが取りの肩を掴んで打っていくのではなく、取りが肩を掴まれた直後に掴まれた方の手で受けの面を打ちに行き、受けが手刀で受けることです。他の技も同じです。
入り身と転換をやりました。
2.肩どり正面打ち四方投げ
この技で、ちょっと難関なのは取りが転換後、掴まれた肩が邪魔になることです。十分に腰を落とし抜けなれればなりません。逆に受けは、いつまでもぼんやり肩を掴んでいると左右の腕が交差し絡まり、受けができなくなり自ら危険な状態を作ります。
3.肩どり正面打ち入り身投げ
4.肩どり正面打ち小手返し
5.肩どり正面打ち十字がらみ
表(入り身)
裏(転換)
6.肩どり正面打ち第一教
入り身表、裏
この技は、受けが受けた手刀を制して一教に入るものです。
転換表、裏
この技は、受けが肩を掴んだ手を制して一教に入るものです。
ここからは応用編です。
7.肩どり内抜け呼吸投げ
右肩を掴まれたら右足一歩入り身して、受けの開いた左わきを抜け、抜けた後右手で振り向くように呼吸投げ。言葉で説明するとえらい複雑ですが、そうでもないです。
8.合気落とし
要領は他の技の合気落としと同じです。
9.肩どり外回転
取られた方の腕を受けの腕の外から回しか絡めて重心を落とし、受けの体制を崩す。そのまま転換して受けを前に導きだして投げる。
10. 肩どり内回転
取られた方の腕を受けの腕の内から回し絡めて受けの肘を内側に極める。そのまま転換して受けを前に導きだして投げる。
11.肩を掴まれ強く引っ張られた場合
取りはあくまでも脱力していること。引っ張られても引っ張られるままに受けに入り身して、引っ張られた側の腕で呼吸法で受けを後ろに投げ飛ばす。
12.肩を掴まれ強く押された場合
取りはあくまでも脱力していること。押されたままに取りは自ら崩れるように後方に移動し呼吸投げとなる。決して自ら引っ張りに行かないこと。。
はっきり言って、言葉で説明するのは難しく稽古しなかった人には理解しがたいものがあるかもしれませんが、稽古に参加した人はぜひ思い出してイメージしてください。
次回も楽しく稽古しましょう
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