稽古の最初のほうで、相半身片手どり一教をしました。基本技ですが、足はどう動いているのでしょう。いろいろ考え方はあるかもしれませんが、今日は小さな動きではなく、大きな足捌きを意識しました。表技の時は三足で、裏の場合は二足で抑えまで完結します。この足の大きな動きを意識することで、上半身の無駄な力みも無くなる効果があります。いつも漠然とこなしている動きに規律性をつけることが大事かなと。
後半に、諸手どりを受けにしっかりと取ってもらいました。大抵は受けの強い力に反応して上腕二頭筋や上腕三頭筋に力みがでます。ここの力を使って処理しようとすると受けは敏感に察知して対応してしまします。ではどうするか。よく言われている話ですが、持たれたところは虚で実は他にある。あくまで、私の場合ですが下半身はしっかりと上半身は力まない。特に肩関節は人体で最もあらゆる方向に自由に動かせます。準備運動で腕を回す、肩甲骨を動かしますね。ちゃんと意味があるのです。この自由性を上手に使い受けを動かしましょう。
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